【動画付き】フルイドアート 3種類の絵の具の注ぎ方とその特徴

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今回は絵の具の画面への注ぎ方3種を動画にしたので
その内容についてを書いていきます。

絵の具の注ぎ方で画面はそんなに変わるのか?

変わります!
フルイドアートは超短時間でできあがってしまうアートなので
最初に行われる『色配置』の影響がとても大きいのです。

もちろんその後に行われる『絵の具流し』や『スワイプ』などの画面調整も大事です。
ですが、最初に画面に置かれた色は『セル』の色にも大きく影響します。
それに色と色との隣り合い方や重なり合い方が、この3種類の注ぎ方で
ものすごく変わるのです。
では実際に見てみましょう

画面に直接各色を同心円状に注ぐ

画面に単色の絵の具を順番に流していきます。
確実に絵の具が重なり合うように、同心円状に流していきます。

パレットナイフでスワイプ。

最後に注いだ青色が優勢です。

ストローで息を吹きかけて絵の具を動かし、変化をつけます。
タピオカ用の太いストローを使いました。
(ダイソーで購入)

完成

余った絵の具で作った小品です。

この注ぎ方の特徴

●主役になる色が決まっていてそれを生かすなら、この注ぎ方が間違いないと思う。
●模様が大ぶりで、コントラストのはっきりした作品に仕上がる。
●スワイプやスクラッチ、ブローなど自分で模様をコントロールする余地がある。

一つのカップに積層状に絵の具を入れてから画面に注ぐ

カップに絵の具を入れます。
違いを比較できるように、同心円の時と同じ順で絵の具を重ねます。
シリコンオイルは絵の具が単色のうちに混ぜておいてください。

そのカップから画面中央に絵の具を注ぎます。
繊細な縞模様が広がっていきます。


先ほどの同心円注ぎの時とは逆で、一番下の色が優勢なようです。

美しい縞模様を壊したくないのでスワイプはしないでいきます。
加えるのは熱だけ…。

完成

こちらはシリコンオイルを加えなかった作品です。
完全に縞模様を楽しむ仕様です。

この注ぎ方の特徴

●細かい縞模様が出来る。
●セルを作らないで縞模様を楽しむという選択肢がある。

一つのカップに積層状に絵の具を入れてから画面に一気にひっくり返す。

一つのカップに絵の具を注ぎ入れるのは、上のやり方と同じです。
カップを画面の上にいきなりひっくり返すのは
絵の具が飛び散る危険があります。
キャンバスで蓋をしてからひっくり返しましょう。

絵の具が下まで流れきってから、ゆっくりカップを外します。
絵の具がどんな表情を描いてくれるか楽しみな瞬間です。

美しいグラデーションができました。
これは生かしたいのでスワイプはしないでおきます。
でもセルは欲しいのでガストーチで熱は加えます。

完成

この注ぎ方の特徴

●絵の具の色の境目が美しいグラデーションを描く。
●コントラストの強い色選びをした場合特に効果的かもしれない。
●全体にソフトな印象の作品になる。

今回のまとめ


画面に直接各色を同心円状に注ぐ
●主役になる色が決まっていてそれを生かすなら、この注ぎ方が間違いないと思う。
●模様が大ぶりで、コントラストのはっきりした作品に仕上がる。
●スワイプやスクラッチなど自分で模様をコントロールする余地がある。

一つのカップに積層状に絵の具を入れてから画面に注ぐ
●細かい縞模様が出来る。
●セルを作らないで縞模様を楽しむという選択肢がある。

一つのカップに積層状に絵の具を入れてから画面に一気にひっくり返す。
●絵の具の色の境目が美しいグラデーションを描く。
●コントラストの強い色選びをした場合特に効果的かもしれない。
●全体にソフトな印象の作品になる。

フルイドアートは新しいアートです。
これからもどんどん新技法が誕生するでしょう。
今回紹介した流し方が基本になって
新しい流し型をあなたが編み出すかもしれません。
楽しみですね。


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