![](https://nananamuu.com/wp-content/uploads/2020/02/eye20200206oil-304x160.jpg)
今回は添加物のシリコンオイルについて話します。
前回の話は
超初心者のフルイドアート。有り物画材で始めてみてわかったこと。
をお読み下さい。
![](https://nananamuu.com/wp-content/uploads/2020/02/sirikon20200205.jpg)
物置から引っ張り出したスプレー缶入りシリコンオイルです。
雪はね用プラスチックスコップに、
雪離れがよくなるようスプレーするために買った物です。
無溶剤だし無色透明、これでいい!と思ったのですが…
セルができなかった
そもそもなんでシリコンオイルを添加するか?
絵の具に混ざった油の粒が浮いてくる過程で、絵の具が押しのけられて
〝セル〟と呼ばれる模様ができます。
それを期待しているのです。
![](https://nananamuu.com/wp-content/uploads/2020/02/seru20200205.jpg)
上の画像では、細胞のような模様が見られます。それがセルです。
今回は全く観られませんでした。(↓)
![](https://nananamuu.com/wp-content/uploads/2020/02/fluidart20200205.jpg)
理由はいくつも考えられます
- シリコンオイルの純度が低かった。
- スプレータイプだから。
- オイルの粘度が合っていなかった。
- 量に問題があった。
- 絵の具の堅さに問題があった。
- シロートが一発でできる物じゃない。
- 運が悪かった。etc
まあ、6番かな。
って言ってたら話が進みません。
検証、実験してみました。
1,シリコンオイルの純度が低かった、のか?
缶には『 成分 :シリコンオイル、噴射剤』と書かれています。
噴射剤とはなんぞやと調べてみたらLPGガスのことでした。
超揮発性で影響は無いと思うのですが、わかりません。
2,スプレータイプだから、か?
最初溶いた絵の具が入ったカップに直接スプレーしました。
霧状のオイルでは粒が小さすぎてセルにならなかったのでしょうか。
動画では直接カップ内にスプレーしていた人もいたのです。
やっぱりオイルの粒が小さすぎるのが原因かと思い、
別容器にスプレーしてから絵の具に落としてみました。
セルはできませんでした。
3,オイル粘度が合っていなかった、のか?
シリコンオイルについてググってみると
オイルには粘度があることがわかりました。
スプレー缶入りは水みたいにサラサラしています。
もっと油らしいとろみがあった方がいいのでしょうか、わかりません。
4,量に問題があった、のか?
スプレーを別容器に出してみてわかったのですが、
霧状って液体にするとものすごく量が少ないのですね。
容器の底に結構噴射して溜めても、
シュワシュワーってガスが揮発した後に残るオイルはほんの少しだったのです。
こりゃ足りなかったんだわ、とがんばって出して
もう一度チャレンジしてみたのですが、セルはできませんでした。
![](https://nananamuu.com/wp-content/uploads/2020/02/fluidart202002053.jpg)
5,絵の具の堅さに問題があった、のか?
絵の具か堅いとオイルがうまく浮き上がってこられなくて
セルができないこともあるそうです。
これは後から調べてわかったことなので、この当時は検証できませんでした。
6,シロートが一発で出来る物じゃない、のか?
そういうものかもしれません。
つまり作者の経験の積み重ねによるものと。
実際何枚も作っているうちに出来るようになってきました。
でもそれでいいのかな。
その『素振り100回!』みたいな感じがあると、今の時代普及しないんじゃないのかな。
いやべつに、普及させようとか大志を抱いているわけじゃないんだけど。
7,運が悪かった、のか?
実はこれなんじゃないかと思っています。
だいたいフルイドアートは絵の具の流れに依存したもの。
偶然に出来た模様を楽しむものなのだから。
実際、同じ日に同じレシピで作った作品でもセルの出方が全然違います。
オイルを入れてもセルが出来ない日もあるし、
入れ忘れたのに出来ている日もあります。
まだまだ研究が必要
わからないことだらけです。
セルを作るための添加剤はシリコンオイルの他にもいろいろあります。
アロマオイルや洗剤、アルコール等です。
これから一つひとつ試していこうと思います。
◆余談◆
スプレー缶入りシリコンオイルを出すときに飛び散ったらしく、
床が滑りやすくなりました。要注意!
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