YouTubeでフルイドアートの製作実演を観て、
すぐに自分でもやりたいと鼻息を荒げたわたし。
家中を探して使えそうな物を集めました。
メインの絵の具はチューブ入り半練りアクリルガッシュとメディウム。
添加物はスプレー缶入りシリコンオイル。
描く素材(基底材・支持体とも言うね)は水彩ボード。
あと道具として紙コップ、割り箸、水差し。
仕上がりはそこそこ面白い物ができたけど、不満点もたくさん。
不満点を改善するためにまずは材料をひとつずつチェックしていくとしましょう。
- 絵の具:チューブ入り半練りアクリルガッシュ
- 添加物:スプレー缶入りシリコンオイル
- 基底材:水彩ボード
チューブ入り半練りアクリル絵の具は向いていないかも
家にアクリル絵の具があるよ!って人が持っている絵の具って
大抵チューブ入り半練りタイプだと思います。
昔から画材屋で売っているのはこれだし、100均で売っているのもこのタイプ。
わたしもご多分に漏れずこれでした。(15年くらい前の物)
始めてすぐに扱いづらさに気づきました。
堅さの調節が難しい
フルイドアートは絵の具の流動性に依存するアートです。
たっぷりの絵の具がいい感じに画面の上を流れてくれなくては話になりません。
そのために絵の具の堅さをメディウムと水を混ぜることによって調整します。
家にあったメディウムは盛り上げ用とつや出し保護ニス。
盛り上げ剤はちょっと違うかなと除外。
つや出し保護ニスはいい感じにとろみがあるので使ってみました。
それだけでは堅くて流れないので水で調節します。
これが以外とむずかしい。
いい感じに流動する堅さになかなかできないのです。
堅さのスイートスポットは狭かった!
YouTubeを見ると絵の具の堅さはとろーっとしたゆるめのハチミツくらいです。
メディウムが残り少なかったため、主に水に頼ることに。
ところが半練りタイプの絵の具を水で薄めていくと
ちょっとした水加減ですぐにパシャパシャになってしまいます。
何とか堅さがいい感じになっても、量が足りなかったりします。
そうしたらまた絵の具と水を足して調整し直しです。
フルイドアートはたっぷりの絵の具を流すことによって模様を作るのですから
ここは妥協しない方がいいでしょう。
絵の具は二色以上を使います。
特別何かの効果を狙っているのではないのなら、どの色も同じ堅さがいいのです。
ということで同じになるように調整するのですが、
色によって堅さや粘度が違ったりしてなかなかうまくいきませんでした
結局扱いやすい絵の具を購入することに決めました
YouTubeでアーティストが使っている絵の具をまねするのが一番と判断し、
早速画材屋に走りました。
最初から柔らかく、大容量でコスパもいい。
このタイプの絵の具をメインに使っていくことになるでしょう。
家にあった半練りタイプは色の微調整に使うことにします。
長くなったので続きは次回へ。
超初心者のフルイドアート。有り物画材で始めてわかったこと2
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