フルイドアートにイベントカラーを試してみました。

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たっぷりの絵の具を画面の上に流して描きあげるフルイドアート。
普通に絵を描くのと比べると、30倍以上の絵の具を使っている気がする。
(感覚的に。計ったわけじゃない。)

ここで少しでもリーズナブルな絵の具を求めるのは人情でしょう。
そしてちょうど我が家には、以前バイトで使ったイベントカラーの残りがあったのです。

イベントカラーとはターナーから発売されているアクリル絵の具です。
学校行事などのイベントに使用されるもので、大容量でコスパも良い。
そこらのホームセンターで購入可能なところもグッドです。

イベントカラー

ひび割れました

絵の具を流しているときは調子よかったんですが、乾くとひび割れました。

イベントカラーを使ってひび割れた作品。

この作品では白絵の具だけがイベントカラーです。
いや、以外とかっこよく仕上がりましたよ。
まるで衛星写真の北極圏みたいです。
でも求めていた物とは違います。

厚塗りには適していなかった

パッケージにはちゃんと
『厚塗りすぎると、ひび割れることがありますのでご注意下さい。』
と書いてありました。
読んでいませんでした。

もうちょっと試してみました

ためしにイベントカラーとメディウムを1:1でまぜて
堅さを水で調整して塗ってみました。
メディウムはホルベイン アクリリックカラー クリスタル ジェル メディウムです。

最初の作品と比べると少ないですが、やっぱりひび割れています。

フルイドアートのようにドロッと絵の具を流してそのままという塗り方は、
他の絵画ではタブーとされがちな〝いっぺんに厚塗り〟とか
〝一回で盛り上げ〟の範疇なのでしょう。
そういった塗り方に耐えられる絵の具を選ぶことが大切です。

結論・イベントカラーはフルイドアートに向いていない

ただし逆にひび割れを効果として狙うなら有り!
でも剥がれたりと、耐久性に問題がありそうなので、
上級者になってからの研究対象にしたいとおもいました。

◆余談◆
イベントカラーはマットな仕上がりが自慢の絵の具です。
実験ではそれに同量のつや出しメディウムを混ぜたのですが、
イベントカラーのマットさが優勢でした。

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